STOP!生活習慣病
将来の生活習慣病を防ぐための第一歩は、
食べ過ぎ/運動不足/喫煙/多量飲酒/ストレス過多…の生活を改善するところから。
人間ドックや健診で、高血圧や高血糖、高脂血症…などが指摘されたことはありますか?
心配ではあるけれど、「何をどうすればいいのか分からない」というかたも多いのではないでしょうか?
「三大生活習慣病」のひとつである<がん>について、厚生労働省は「日本人のためのがん予防法」を発表しています。
これらは、「がん」だけではなく、ほとんどの生活習慣病にも当てはまることが、近年の研究から分かってきました。
<日本人のためのがん予防法>
喫煙 | たばこは吸わない。 他人のたばこの煙をできるだけ避ける。 |
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飲酒 | 飲むなら、節度のある飲酒をする。 |
食事 | 食事は偏らずバランスよくとる。 ※塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。 ※野菜や果物不足にならない。 ※飲食物を熱い状態でとらない。 |
身体活動 | 日常生活を活動的に過ごす。 |
体形 | 成人期での体重を適正に維持する(太りすぎない、やせすぎない) |
感染 | 肝炎ウイルス感染の有無を知り、感染している場合はその治療の措置をとる。 |
- 資料:厚生労働科学第3次対がん10か年総合戦略研究事業
- 「生活習慣病によるがん予防法の開発に関する研究」 より
禁煙&適量飲酒のススメ
たばことお酒は止められない?!
喫煙と多量飲酒、良くない習慣の筆頭にあげられますが…本当に体に悪いのでしょうか?
はいー残念ですが、特に喫煙は不健康のもとであることが分かってきました。医師の診断の際にも、喫煙者と非喫煙者では対応が異なるとか。自身の健康のためにも、家族や大切な人のためにも、その習慣を見直してみませんか?
喫煙のリスク
- ・寿命が5-7歳短くなり、ほとんどのがんの原因に(特に喉頭がんや肺がん)
- ・肺気腫(COPD)、動脈硬化、高血圧、脳卒中、心筋梗塞の原因に
- ・(妊婦の場合は特に)早産、低体重出産、新生児死亡、乳児死亡の原因にも!
- ※禁煙してからの年数が経てば経つほど肺がんの危険性は低くなるので、諦めないで!
飲酒は適度に
- ・過剰な飲酒の害:肝臓障害、がん、アルコール依存症(不眠、暴力、事故、胎児性アルコール症候群、脳の委縮など)
- ・お酒だけを飲まない(食べ物も一緒にとる)
- ・日本酒換算でせいぜい1~2合までに!
- ※適度な飲酒は、ストレス解消やコミュニケーションに役立ちます。適量を楽しみましょう!